私のクワカブ飼育、そして当ブログは祖父江産オオクワガタの幼虫ペアをお迎えしたところからスタートしました。
その祖父江産オオクワガタの♀が死んでしまいました。
数週間前より明らかに弱ってきていましたので、お別れも近いなと思っておりました。
ケースのフタを開け、死んでいることを確認しました。
クワガタが1頭★になるたびに記事を更新していては当ブログはお別れ記事まみれになってしまいます。
…が、この個体は私にとっては特別です。
ひとつの区切りとして記事に残そうと思います。
過去の写真を見返しますと
2018年9月17日に幼虫を購入していたようです。
一番最初は本棚の一角が飼育スペースでした。
初めて菌糸ビン交換をしたのはこの個体でした。
なんせ初めてのことだったんで手探りで菌糸ビン交換をしたことを今でも鮮明に覚えております。
初めて我が家で羽化してくれたのもこの個体です。
菌糸ビン交換でもろに蛹化スイッチが入ってしまいました。
羽化日を確認すると2018年12月11日となっておりました。
3年近く、成虫として生きてくれたことになります。
残念ながら一緒に購入した♂は羽化することなく幼虫の段階で★になっております。
従って祖父江産オオクワガタについてはブリードはしておりません。
初めて羽化個体の掘り出しを行ったのもこの個体です。
一時期は死の淵を彷徨ったこともありました。
が、その後奇跡の復活を遂げました。
幼虫期間を入れれば丸3年苦楽を共にしました(?)
冷たく感じられるかもしれませんが“悲しい”という感情はあまりありません。
昆虫飼育を開始し3年が経過しました。
私自身が慣れたというか、感覚が麻痺してきたというか、そんな感じです。
最低限の管理はしているつもりですので、天寿を全うしてくれればそれで良いかなって思っています。
思い入れの強い個体だった為、あまり♀は標本として残しませんが、今回はやってみました。
私に昆虫飼育の楽しさや大変さを教えてくれた個体です。
大切に保管しておこうと思います。
しかし展足は一向に上達せんな(^^;
本日は以上です。
ではまた。