初飼育に挑戦しているフォルスターキヨタミですが即ブリ可能のペアを迎え入れましたので早速ブリードしていこうと思います。
ペアリング
前回記事にて紹介させていただきました♂と♀をペアリングさせます。
調べますと結構気性が荒い種ということで、♀殺しもあり得るとのことでした。
アゴ縛りをして同居させることも考えましたが、ハンドペアリングで交尾に至れば一番良いかなと思いましたので、まずはハンドペアリングを試みました。
猫の爪とぎの上でペアリングをさせます。
背景でお察しかもしれませんが、フツーにテーブルの上でペアリングさせました。
いまいちやり方も分かりませんでしたので、まずは試しということで♀の近くに♂を置いてみました。
すると早速♂が♀に興味を示し・・・
おおっ♪
キター(^^♪
こんなに簡単にペアリングが成功するとは。
観察していますと♀が♂を完全に受け入れていましたね。
全く逃げませんでしたし、この♂は相当イケメンなんでしょう。
もちろん、♂と♀の相性や成熟の度合い、温度などもあったとは思いますが。
いつも思うんですが虫って目で見て♀を認識していませんよね。
匂い?フェロモン?とかそれ系で認識しているイメージです。
成熟したペアを同じケースで仕切り板のみで分断して飼育するって普通だと思うんですが
これって冷静になって考えてみるとかなり苦行ですよね。
とくに♂(^^;
つながってから15分くらい経った頃でしょうか。
モゾモゾと動き出し離れました。
♂「ふぅ・・・」
「良し、終わったな。」と思い♂と♀を引き離そうとすると
「てめえ、コノヤロウ!」ってな具合で♂が私から♀を守っていました。
この♂イケメンだ。イケメン過ぎる…!
どうやって引き離そうかと考えていると・・・
あれっ!?
第2ラウンドはじまっちゃいました(笑)
ここから30分くらいでしょうか。
結構長かったです。
♀にはモテモテ。
体をはって♀を守る男の中の男。
交尾時間も長い(意味深)
同じ男として色々負けた感じがしました(笑)
バクテリア材
あ、このパート、カブトムシのう〇ちの画像が出てきます。
耐性をお持ちでない方はもう今すぐ!即座に!この画面を閉じていただきますようお願いいたしますm(_ _)m
ではいきます。
初飼育ですので例によってネットを駆けずり回り調べ倒しました。
そしてフォルスターフタマタクワガタは材に産卵する種だということが分かりました。
さらに調べると産卵材にカビが生えると産まなくなったりする可能性があるらしいです。
その対処法としてカブトムシの幼虫のフンを材の表面に塗りつけるという方法があります。
正確にはフンに生息するバクテリアを材に付着させることによってカビの発生をなくすというものです。
私自身、ペアリング後にこの事実を知りましたので、ちょっと焦りました。
「カブトムシの幼虫のフンなんてそんな簡単に手に入らんやん…」
ヘラクレスの幼虫は前蛹で取り出して全頭人工蛹室へ移してしまっています。
マットは既に廃棄済みです。
どうしよう…と一瞬目の前が閉ざされた感じになりましたが、ここで閃きました。
ウチにはティティウスシロカブトの幼虫がおるやん♪
ちょうどマット交換時期でしたので、一石二鳥ですね。
ティティウス君は今回のマット交換が最後っぽいですね。
多分次会う時は成虫になっているでしょう。
フンをゲットしました。
これやこれ、これが欲しかったんや。
ふるいにかけましたが、だまになったマットも混じってしまっています。
まぁいいでしょう。
目的のものを手に入れ上機嫌でフンを手に乗せ写真を撮っている時にふと「カブトムシの幼虫のフンが欲しい人って世界中に何人おるんやろ…」と考えちゃいました(笑)
あとはフンを材に塗りたぐり密閉袋に入れて少し落ち着かせます。
本当は1週間とか置いた方が良いみたいですが、色々スケジュールの段取りミスっちゃったんで2日ほど置いて産卵セットへ入れました。
フンを材に塗りたぐるって。
クワカブ飼育を始める前の自分なら多分発狂していたでしょう。
今ではな~んとも思いません(-_-)
そんなことよりキヨタミの幼虫がとれるかどうかの方が気がかりです。
産卵セット
ここまでくれば後は簡単です。
材からこぼれ落ちた幼虫が死なないようにまずはケースの底にマットを敷きます。
余っていた産卵一番を入れ、材を置きます。
このままでも大丈夫なんでしょうけど特に使い道もないので残った産卵一番を更に上から入れました。
あとはゼリーを置き、♀を投入すれば完成です。
正直これでうまくいくか自信はありませんが、やれることはやりました。
「人事を尽くして天命を待つ」
産卵してくれますよーに。
本日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m