そつがないのそつってなに?

基本スタンスは現状維持。事なかれ主義の意識低い系一般ピーポーが綴る雑記ブログです。

【冷温庫自作】クワガタ・カブト飼育時の温度管理について~パート2~

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このたび飼育している外国産のクワガタ・カブトにより良い環境を提供すべく冷温庫の自作に挑戦しました。


目的は以下の2点です

①昆虫たちが過ごしやすい環境をつくる
②観賞を十分に楽しむ

 

一応こちらのリベンジ記事になります。

www.kuro1-dia.com

 

この時は色々やってみましたが、微妙な結果に終わってしまいました。

 

私事ですが6月中旬から仕事がとても忙しく、もともと低いブログの更新頻度がさらに低下している状況です。
そんななか毎日少しずつ冷温庫の作製をすすめておりました。
関連サイトを駆けずり回りネットで情報を集め…
足繁くホームセンターに通い…
夜な夜な作業を続け…

そして!
ついに!

自作冷温庫が完成しました(^o^)ノ イエー!

 

私の戦いの全記録を記事に残したいと思います。

画像大量、そしてDIY初心者ゆえ拙い内容になりますが、最後までお付き合いいただけますと嬉しく思います。

 

ではでは

張り切って行ってみましょう~

 

go for it!

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自作冷温庫について

アイキャッチ画像で完成形を披露してしまっていますが…
作りたい冷温庫としては
・そこそこの容量があり
・かつ外から中を見ることができ
・そして最低限の保冷保温効果を実現できるもの
となります。

枠と側面

部材を調達します。
事前に作製したい冷温庫の大きさを考えておき、ホームセンターで適当な木材(太さは30㎜×30㎜です)を購入。


希望の長さでカットしてもらいました。

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ここ重要です。決して自分ではカットしない。プロにやってもらう。金に物を言わせます。早くもDIY路線から脱線気味ですが(~_~;)


まずは角を金具で固定して外枠を作っていきます。

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側面はお馴染みスタイロフォームで決まりです。

厚さは木材と合わせ30㎜をチョイス。
こちらもホームセンターでカットしてもらいました。

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作った枠にはめてみます。
ピッタリです。もう完璧。寸分の狂いもありません。

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自分でカットしていたらこんなきれいにできなかったことでしょう。


スタイロフォームはこちらの「発泡スチロール用ボンド」で木材に固定していきます。

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ヌリヌリ…。透明なんですね。
付属のヘラで伸ばします。

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置き場所はメタルラックの中段です。
まずは下にプラスチック段ボール(プラダン)を敷きます。

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この上に乗せて…

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外枠完成です。
作業に没頭していて途中の写真を撮ることを忘れていました。
冷温庫の中にもプラダンを敷きます。

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今後ミニラックや飼育ケースを入れる予定ですので、スタイロフォームの沈み込み防止が目的です。


中はこんな感じです。

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隙間なく作ることができました。
ホームセンターの店員さんの協力がなければ(カット費用は普通に支払いましたが)実現不可能なレベルの完成度です。

 

次に冷気や温風の送り口を開けます。
切り抜く箇所に線を書いて、切り抜き、なんちゃってダクトをドッキング。

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中から見るとこんな感じです。

ほらね。自分でカットしたらこんなにガタガタになったw

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隙間を気密防水用テープで塞ぎます。

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前面は外から中の様子が見れるようにアクリル扉を付けようと考えました。
でもアクリルって本格的なものだととても高いんですよね。
また扉の枠を作るのも大変そう。
んで!めっちゃいいもの見つけました。
100均で買った額縁を扉として使っちゃおう!という作戦です。
購入した額縁はA2サイズ。

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この時点で100円ではありませんが(^_^;)
2枚買いました。


まずは裏側のこの板。取り外します。これは必要ありませんw

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もともと額縁についているこちらの留め金具でアクリルを押さえます。

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さらにアクリル板が動かないように縁に沿って木工用ボンドを流していきます。

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結構たっぷり目につけても、乾くと透明になるので平気です。

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ここでミスに気付きます。
先ほどの留め金具が外から見えてしまっています。

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邪魔ですね。外から見えている部分をニッパーで切り落としました。

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蝶番を枠に付けていきます。

取り付け位置を何度も確認し、ネジで固定しました。

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A2サイズの額縁ですので、なかなかの重みがあります。
少し心配になったので枠を補強しました。

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次にマグネットキャッチを取り付けます。

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扉側には100均で買ったマグネットテープを取り付けます。

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このマグネットテープ、ハサミで簡単に切ることができます。

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額縁の裏側に付けるとこんな感じ。

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マグネットキャッチに付属の金属もあるんですが、ちょっと強力すぎたのでマグネットテープで十分かなと。あと扉の重量もこれ以上重くしたくなかったので。


額縁を2枚並べると冷温庫からはみ出してしまうので1枚を短くします。
工具箱からノコギリを引っ張り出してきました。
久しぶりの登場です。
折りたたみ式のノコギリです。

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ギコギコ切っていきます。

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アクリルはカッターで何度も切り目を入れてカットしました。

 

扉完成です。

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アクリルに部屋の中が映っちゃってるので、一部ぼやかしています。すいません。

ちょっとズレましたが、気にしない気にしない。

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一応取っ手も買ってたんですが必要なさそうです。

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冷却源

こちらの小型冷温庫(TWINBIRD電子保冷保温ボックスD‐CUBE S HR‐DB06P)で冷気を作り出し、自作冷温庫へ送り出す作戦です。

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扉を開けると中はこんな感じです。

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この扉・・・もう要りませんねw

外しましょう。

外し方が分からなかったので、結合部分をニッパーで切っていきます。

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思ってたよりキレイに切り離すことができました。


背面で運転の切り替えなどを操作します。

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細かな温度設定はできません。
「冷やす」か「温める」か。
「通常(静音)」か「強」か。だけです。

(「強」があるのは冷やす時だけ?)

 

冷気を冷温庫内へ送り込む為にファンを購入しました。

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コンパクトサイズですが、風量の調節もでき、大きさの割にパワフルです。

もちろん静音タイプです。
底には振動を吸収するゴムも付いています。

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冷温庫の中に入れると、ピッタリ収まりました。

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自作冷温庫にドッキングさせ試運転。

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スイッチオン!

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少し時間を置いてみると、室温よりマイナス1℃程冷えているようです。
前回使った冷温庫と冷え具合は大差ありませんが、何よりも「音」が違います。
こちらの方が段違いで静かです。
もちろん多少作動音は聞こえてきますが、「強」で稼働させても空気清浄機と同じくらいの音でほぼ気になりません。
個人的にはこの時点で大満足です!(^^)!

 

ただ少し問題が・・・。
試運転開始から2時間ぐらい経過し小型冷温庫の中を見てみると、結構な量の水滴が。

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これは危険ですね。もちろん本来の使用用途とは違った使い方をしているので、最初から安全ではないんですが(ーー;)

 

対策としてタオルを入れてみました。

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付属の受け皿もありますし、これで大丈夫でしょう。

 

冷え過ぎず温度も安定しているので、ひとまずこれで完成です。
冷温庫内にもファンを一つ置いてみました。これで庫内の空気を循環させます。

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完成です

色々入れてみました。

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今のところヘラクレスご夫婦が入っているだけですが。
ヘラクレスも心地よさそう(^^)v

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我が家のエースです(というか1頭しかいませんが…^^;)

費用について

ざっくりですが・・・

 

木材 2,000円
スタイロフォーム 1,500円
プラスチック段ボール 800円
カット代 700円(1カット50円)
コーナー金具 700円
木工用ネジ 300円
発泡スチロール用ボンド 400円
木工用ボンド 100円
気密防水テープ 600円
額縁 1,000円
蝶番 800円
マグネットキャッチ 600円
小型冷温庫 7,700円
ファン① 1,400円
ファン② 900円

 

合計:19,500円

 

あ、案外いきましたね・・・w
電卓ではじいた金額を見て、私が一番驚愕しております(^^;)
あとここに費やした時間と労力がプラスされます。

 

冷温庫本体の作製費用と冷媒+ファンの合計金額としてお考えください。

(中に入っている棚や飼育ケースはノーカウントです)

また、ノコギリなど家にあったものは含んでおりません。

自作冷温庫のスペック

【冷却能力】室温よりマイナス1~2℃程。

【サイズ(外寸)】高さ:約50㎝、幅:約100㎝、奥行:約40㎝

【庫内容量】約160ℓ

 

!)冷却能力に関して

私の飼育環境下での数値となります。容量を減らしたり、扉をスタイロフォームにする等すればもう少し冷やすことができるかもしれませんが、正直冷却能力としてはあまり強くないと思います。また今回はある程度温度管理されている部屋でさらに低い温度帯を実現したいということで冷温庫を稼働させていますので、エアコンを使用していない室内ではどのような結果になるかは分かりかねます。あくまで参考程度ということでお願いいたしますm(_ _)m

温室としての利用

今は冷却を目的として使用していますが、冬になれば温室としても使えると思います。
どのくらい温度が上がるか分かりませんが、その際はサーモで調整します。
半年ほど先になりそうですが、温室としての使用状況についてもレポしたいと考えています。

さいごに

不器用な私でもなんとか冷温庫を自作することができました。
これもひとえにホームセンターの店員さんと参考にさせていただいた諸先輩方のブログ記事のおかげです。
本当にありがとうござます。

 

この冷温庫をフル活用し、クワガタ・カブト飼育を開始して初めての夏を乗り越えたいと思います。

 

最後になりますが、本記事がいつか私と同じように悩みを持つ方のお役に立てれば良いなぁ、と思いを馳せながら締めとさせていただきます。

 

ただ特に冷温庫の使用方法については、本当にご参考程度に留めてください。
くれぐれも私のマネはなさらぬようお願いいたします(-_-)
(家電は取扱説明書をよく読んで正しく使いましょう。)

 

本日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m


前回記事で使ったコレ・・・
使い道なくなっちゃった(⌒_⌒;

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