本日はKUWATA横浜でしたね。
私は用事があり参加は叶いませんでしたが、参戦された皆様お疲れさまでした。
Twitterに流れてくる戦利品ツイートを「いいなぁ」と思いながら眺めております(^^)
KUWATAに絡めたわけではありませんが、今年のKUWATA大宮で購入したタランドゥスオオツヤクワガタのブリードに挑戦しましたので、飼育記録として記事を残したいと思います。
5/23ペアリング
このペアは昨年の12月羽化と購入時についていたラベルに記載がありました。
羽化後十分な期間を経過していることと、エサをバクバク食べていることから成熟していると判断しペアリングを行いました。
ペアリング方法は同居ペアリングです。
観察しているとやる気満々の♂に対し♀が逃げまっくていました。
ネットで調べると最初は逃げてても案外大丈夫との情報があった為、続行。
さすが力強いタランドゥス、時折ケースから「ガタッ!」と大きな音が聞こえてきました。
ビックリして覗いてみると♂が♀を追いかけていました。
♀はエサ皿の下に逃げ込んで出てこなくなっていました。
ペアリング期間は当初1週間を予定していましたが、これ以上の同居は危険と判断し3日で中断させました。
ペアリングセットから取り出した直後の♀です。


「しまった・・・」と思いました。
購入した時はキズひとつない綺麗な個体だったんですが、前翅に複数のキズが。
また前脚のフセツも失っていました。
怖かったでしょうね。申し訳ないことをしてしまいました。
♂は子孫を残そうと必死だっただけですし。
完全に私のミスです。
成熟・相性の見極め、ペアリングセットの組み方がまずかったような気がします。
猛省いたします。
6/1産卵セットに投入
それでも我が家には1ペアしかいませんので、酷な話ですが産卵セットに入ってもらいます。
交尾も確認していないので、産んでくれるかどうかわかりませんが。
産卵木は西日本こんちゅう社さんのハイパーレイシ材です。
Lサイズ1本を注文しました。
コバエシャッター(小)にピッタリの大きさです。
まずはケースに底鉢ネットを敷き、その上に袋から取り出したレイシ材をそのまま置きます。
これで完了です。


♀を投入しました。
フセツが1本ないので動きにくそうですが一生懸命レイシ材を調べています。


数時間後、早速齧っていました。
ここからはエサ交換を除きノータッチです。
7/4割り出し
割り出しを行っていきます。
♀を投入してから1ヶ月が経過したケースです。
湿気でボトボトになっています。
このタイミングで知りましたが、乾燥気味の方が産卵数が増えるとかなんとか・・・。
もうおせーわw
では湿気ムンムンだったセットの産卵実績をご覧いただきましょう。
ケースを外から見てみると♀がいました。
見えにくいですがこの緑の丸の部分にいます。
ここから穿孔していったんでしょうか。
レイシ材をケースから出しました。
坑道の入り口を自分の体で塞ぐように守っている♀がいました。
タランドゥスの♀がこの行動をすることはネットで得た情報より事前に知っていましたが実際に見てみると、とても感動します。
ケースに入れていたゼリーは全くと言っていいほど減っていませんでしたので、恐らく♀は約1ヶ月なにも食べずに産卵を行い、その後自分の子供達を全身で守っていたんでしょう。
誰かに教えられたわけでもないのに。
この姿を見て、母親の無償の愛を感じずにはいられませんでした。
ブリードして初めて分かるタランドゥスの魅力のひとつですね。
まずは♀を取り出します。
割り出しにあたって、正直「♀が死んじゃってるかも…」と覚悟を決めて材をケースから取り出しましたので、元気そうで良かったです(*^_^*)
お疲れさまでした。あとはゆっくり過ごしてください。
ではやっていきましょう。
幼虫はこちらのケースで一時保管しようと思います。
ダイソーで買いました。
120㏄カップと並べるとこんな感じ。
結構小さいです。


大きめのケースの上で割り出しをしていきます。
おっ♪
早速、幼虫発見(^^)v
もういました。
割り出すまでもなく。
なんかヘラクレスの時も同じようなことがありましたね(*‘∀‘)
幼虫はこんな感じです。
当然ですがオオクワガタの幼虫と比べても少し違いますね。
なんかアゴのあたりが黒っぽい。
♀が齧った箇所を慎重に割り出していきました。
結果は14頭でした。卵はありませんでした。
私にとっては十分すぎる幼虫の数です。
♀が命を削って産んでくれた14頭。
しっかり飼育していきます。
菌糸ビン買わなきゃ(使命感)
そして我が家の飼育スペースは大丈夫なのかw
パンク寸前と言いつつ無計画に飼育数が増加していっています。
ま、どうにかなるか(^_^;)
本日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m