そつがないのそつってなに?

基本スタンスは現状維持。事なかれ主義の意識低い系一般ピーポーが綴る雑記ブログです。

クワガタ・カブト飼育時の夏場の温度管理について

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最近はぐんぐん気温も上昇してきていますね。

我が家ではブリードスペースがある部屋は既にエアコンを稼働させ25~26℃前後になるよう管理しています。
オオクワガタであれば特に問題のない温度かと思いますが、我が家では一部外国産のクワガタ・カブトも飼育しております。
本日はクワガタ・カブト(特に外国産)がより快適に過ごせるよう自分なりに色々と対策を講じてみましたので、その内容について記事にさせていただきたいと思います。

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ヘラクレスオオカブトの様子が・・・

5月初旬のことでした。
その日は室温が大体26~27℃で推移しており、人間にとっては「少し暑いかな」ぐらいで問題なく過ごすことができる気温でした。
そんな中、同部屋内に設置しているヘラクレスオオカブトのケースから「ガタッ」という音がしました。
見るとヘラクレスの♂が転がっていました。
転がるだけなら良くあることですが、良く観察するとなんか元気がなさそうです。
ゼリーをくちにあててもあまり食べず、足にも力が入っていません。
♀も同様に元気がありません。

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昨日までとても元気に動き回っていたので、びっくりしたのと、ヘラクレスが死んでしまうかもしれないという恐怖感を覚えました。
ふと温度計に目をやると27℃と表示がありました。
すぐにネットで検索。
するとヘラクレスの最適温度は20~25℃という情報が。
今までとても元気でしたので、温度はノーマークでした。
室温が27℃でしたのでケース内はもっと温度が高かった可能性があります。
とてもかわいそうなことをしてしまいました。
原因は温度しかないと判断し、即座にベルソスの冷温庫に入れてあげました。
冷温庫内の設定温度を23~24℃になるように設定し、数日様子を見ました。
結果、元気を取り戻してくれました。
ε-(´∀`*)ホッ

 

しかし。ここで問題が。

「これではヘラクレスの雄姿を(常時)拝めないではないか!」

まぁ冷温庫の扉を開ければ見れますが( 一一)

 

ということで前置きが長くなりましたが、人も(居住スペースとしても使っている為)クワガタもカブトも快適に過ごせる環境を作るために色々やってみます。

そして昆虫観察も十分に楽しむために(^^)

室内温室と冷温庫を活用する

冬の間、大活躍してくれた室内温室ですが今は温める必要もないのでただの棚として使用しています。
今回はこの室内温室の下半分(緑の枠内)を拡大版の冷温庫として改造する目論見です。

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あらかじめ室内温室の上段と下段の間には薄い発泡スチロールで仕切りをしておきました。
冷却源としてこちらの冷温庫を使用します。

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リサイクルショップで買ってきました。
2700円だったかな?
扉がパチンコ台っぽくなっている冷温庫です。

(遊ぶことはできません)
すぐに作動確認しましたが問題なく冷えました。
外観は別として、中はちゃんとしています。

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ではやっていきましょう。
即、この扉を外しますw

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そして100均で買ったこの隙間テープを枠に合わせて貼り付けます。

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冷温庫内の冷気を送る為、ミニサーキュレーターを設置します。

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次に室内温室の片面のガラス扉を外しカバーを設置。

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カバーはパネルに保温アルミシートを貼り付け作成しました。
温室側はこんな感じ。

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枠に沿って隙間テープを貼り、隙間を塞ぎます。
先ほどの冷温庫をこのようにビタ付けします。

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冷温庫の底上げはこちらの発泡スチロールのブロックを使用します。

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少し隙間が空いていましたので更に補強。

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完成です。

(。´-д-)疲れた。。


安物ですので細かい温度設定はできません。
「COLD」or「HOT」のみです。
スイッチオン!

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数時間様子を見ます。

 

結果:室温よりマイナス1~1.5℃ほど

思ったより冷えませんね。
あと冷温庫が常にフル稼働状態です。
音はあまり気になりませんが、電気代を食いまくってる感じがして精神衛生上よろしくありません。
ある程度狙った温度に近づけることはできましたが、コスパは微妙だと感じました。

こんだけ大掛かりにやっておいてなんですが(休日が丸一日潰れましたw)こちらの方法は断念。
別の方法を考えます。

保冷剤を使ってみる

普段キャンプなどで使っているこちらの保冷剤でテストをしてみます。

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タオルの上に置き、下の段に設置したミニサーキュレーターで冷気を循環させます。

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結果:室温よりマイナス1℃ほど

こちらもあまり冷やすことができませんでした。

保冷剤の量を増やす等すればもう少し温度を下げることができるかもしれませんが、冷凍庫のスペースにも限界があることと入れ替えの手間を考えるとこちらの方法も微妙です。

結局

エアコンの設定温度をさらに1℃下げて24~25℃前後に推移するように管理することにしました。

たった1℃程の差ですが、虫たちにとってはとても大きな温度差。

同部屋内では主に私が過ごしていますが、少し寒く感じます。

「寒ければ上着を着よう。」

虫たちに私があわせようと思います。

結論

ここまで長々と書いておいてとても言いにくいんですが、今回の対策では思うような成果を得ることはできませんでした。


一応私もブログ運営者の端くれ。
わざわざ皆さんの貴重なお時間を頂戴し、当ブログへ足を運んでいただいたにも関わらず、とくにお持ち帰りいただけるような有益な情報を発信することができず非常に心苦しいです。
(今までも有益な情報なんて無かったけどw)


一種の検証結果としてご参考にしていただければ幸いです。


温度管理の難しさでは
冷やす>温める
という誰でも知っていることを身をもって痛感した結果となりました。

 

今後も別の方法を模索したいと思います。

 

本日は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
本当にありがとうございました。なんかすいません。