どうもくろ1です。
今年よりオオクワガタの飼育を開始し
日々自分なりに飼育方法など勉強しているつもりです。
主にネットで検索することが多いのですが
今回は本も買ってみましたので紹介したいと思います。
紹介するのは齋藤洋介さんの『知られざるオオクワガタ』という本です。
著者が野生のオオクワガタを3年にわたり観察した結果がまとめられています。
なにがすごいってオオクワガタを捕まえることなく野生のまま観察を続けた、という点です。
野生のオオクワガタがいる場所は見つけることができるかもしれませんが
見つけることができてもいずれ他の採集者により捕獲されてしまうでしょう。
それでは観察を続けることができなくなってしまいます。
そこで著者は人が立ち入らない原生林を探し、そこでオオクワガタの観察をおこなっています。
しかも昼間だけではなく夜中も。
その熱量というかオオクワ愛というか…とてもまねできることではありません。
ネタバレになりますので詳細は記載しませんが、著者の観察結果については考えさせられる部分が多くあり、オオクワガタが種を存続させるために毎日を生きているということが分かります。
またひとつオオクワガタが好きになりました。
本書では野外採集についてもふれられています。
私もオオクワガタを飼い始め少なからず野外採集には興味がありました。
個人的な夢としていつか地元で野生のオオクワガタを捕まえてみたいという願望がありました。
実家はド田舎で田んぼ・畑はもちろん山も所有していますので私有地内での採集ができれば最高と妄想していました。
しかし本書を読み野外採集についても思うところがありました。
今では飼育方法も確立され身近になったオオクワガタですが、人とオオクワガタの間には越えてはいけない境界線があるのかもしれません。
また、本の内容からオオクワガタの生態も知ることができ、ネットの情報だけでは分からなかったことも合点がいきました。
例えばペアリングの方法をネットで調べると「ペアリングセットに先にオスを入れ…」的なことが書かれています。
特に疑問に思うことなく見ていましたが、この本を読みその理由が分かりました。
これからもひとつずつ勉強していこうと思います。
※本書には購入特典のYouTube動画もついています。
ご興味のある方は是非。